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Echizen Guitars R-1 (2023)

SOLDOUT

CONDITION:
NEW
TOP:
German Spruce
SIDE   BACK:
Premium Brazilian Rosewood
FINGER BOARD:
Ebony
BRIDGE:
Brazilian Rosewood
NUT WIDTH:
44mm
BRACING:
Original X-Bracing
PICKGUARD:
Clear
SCALE:
645mm
BINDING:
African Blackwood
TUNER:
Scheller
CASE:
NO VIDEO

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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
03-6273-7585
blue-g@blue-g.com

営業時間(月曜定休)
11:00~19:00

NO VIDEO

Echizen Guitars 2023年。最新作。
ショップオーダーで製作した、R-1です。

2013年の夏に、シリアル一本目の作品を持って、越前さんが神保町のブルージーに来店してから、
早いもので、10年が経ちました。
シリアルは、今回の新作で、94本目になりました。

新作のR-1モデルは、工房でキープしてもらっていた、ブラジリアンローズウッドを使い、
トップは、プレーンなジャーマンスプルースをリクエストしました。
古材のホンジュラスマホガニーネックと、素晴らしい組み合わせで、シックで美しい新作が完成しました。

トップ材のジャーマンスプルースは、木目が細かく、とても綺麗な顔です。
色の白いプレーンなトップに、印象的なロゼッタ!!
ブラジリアンローズのウッドリングを中心に、黒蝶貝のリングを加えています。
ブラックマザーオブパールの落ち着いた上品な輝きに、
ロゼッタの内外周や、トップのパーフリングに、アフリカンブラックウッドが使われ、
ボディのバインディングも、アフリカンブラックウッドの落ち着いた色調で仕上げています。

白いトップ材に、控えめで上品なロゼッタ、
真っ黒なサイドバック、黒いバインディングの組み合わせで、シックな素晴らしい雰囲気になりました。

ブリッジは、ダークなブラジリアンローズウッドで、
ウッドのブリッジピンにも、黒蝶貝のドットのインレイが、しずかに輝きます。

サイドバックは、赤黒く、魅惑的な杢目のブラジリアンローズウッドが使われています。
バックのセンター付近はブックマッチで、赤い褐色のゾーンが走り、
黒い墨を流したような、エキゾチックな模様が、ブラジリアンローズウッドならではの景色になっています。

サイドも黒くダークな色味のなかに、赤褐色のゾーンが深い輝きで、ショルダー部や、エンドボトムも素晴らしい質感です。
とくに、光沢があるフレンチポリッシュの艶感が手伝って、ブラジリアンローズウッドの杢目が色鮮やかです!!

ネックには、日本に輸入されてから40年経過している、古材のホンジュラスマホガニーが使われています。
古いマホガニーは、越前さんによると、材を削るときの、刃物の入り方が違うそうです。
密度の濃い美しいマホガニーのネックで、やや肉厚なシェイプの持つ質量感から、非常にファットな音、ネックの良さを感じます。

ヘッドプレートは、表裏共にダークなブラジリアンローズウッドを使い、
エボニーのように黒く、とても締まったルックスになりました。

チューナーは、ドイツ製のシェラー。黒蝶貝のペグボタンが、良いアクセントになりました。
オーバル形状のプレート、軸はブラックカラーで、ブッシュのない構造も、ヘッドにスッキリと収まり、
シンプルな機能美を感じさせてくれ、越前さんの作品にピッタリです。
精度も高く、ギアを回す感覚も安定感があり、とても満足度の高いチューナーです。

エボニー指板の、指板脇のポジションマークは、
マザーオブパールのスモールドットで、演奏者の視線から、とても明るく、鋭く輝き、視認性が高いです。

材の選択、インレイなどスペックの細部に至るまで、妥協なく豪華な仕様を盛り込み、
見どころが多く、美しいショップ特注モデルが完成しました!!

ナット幅44mm。

色白のジャーマンスプルースと、黒いブラジリアンローズウッドの組み合わせで、モノトーンの締りのある印象ですが、
音はとても甘く、あたたかく粒立ちのやさしく広がる、とてもウッディなサウンドです。
ネックもスーンと響く、自然な反応で、オープンな、とてもやわらかい反応です。

素晴らしい箱のバランス感で、やさしく入力しても、
色気のあるトーンが、まったく硬さがなく、ふくよかに広がります。
サイドバックの懐の深い、甘く広がる倍音感。高域の澄み切ったリバーブ感の音像が大きく、
複雑に沢山の倍音が重なり、粒立ちの良い、明るく華やかなトーンが印象的です。

とても存在感のある太い出音は、前で聴くいていても、ボディやネックが振動して、シンプルに木が鳴っているのだということを感じさせてくれ、
弦楽器の楽しさ、生音の魅力を存分に味わえる、すばらしい作品になりました。

MARTINの45トーンを甘く、より優しく、音像を大きくしたような印象で、
戦前のヴィンテージギターの弾き味にも似た、木の感触、木の香りが感じられる、とても瑞々しく、ナチュラルなトーンです。

美しい仕事ぶりと、奔放なサウンドと、近年ますます充実し、
Echizen Guitars のクオリティは、ルックス、サウンドともに文句無しの完成度です!!

大自然豊かな、山梨県北杜市に工房を構える越前良平。

現代の音楽シーンの中で、ジャズ、ワールドミュージックなど幅広いプレーヤー達が大絶賛する人気ルシアーです。
パット・メセニーの音楽と出会ったことがきっかけで、ギター製作家の道を志しました。
2010年、単身カナダに渡り、リンダ・マンザーの紹介を受けて、カナダのマスター・ルシアー、サーゲー・ディヤングの門を叩きました。
サーゲーの工房で過ごした、二年間の修行の中で、まずクラシックギターの製作技術を習得し、のちにスティール・ストリングスモデルの工法を学びます。
2012年に帰国して、工房を構え、年間10本ペースで、製作をしています。
自然の恵みである、木材の魅力を活かした美しい作品は、一本一本ハンドメイドで、「百年以上使える楽器」という願いを込めて、確かな木工技術で製作されています。
接着にニカワに使い、フィニッシュには音響のために理想的な、フレンチポリッシュで丁寧に仕上げらます。

温もりのある木の鳴りを大切にした、奔放でオープンなサウンドは、
アルゼンチンのキケ・シネシ、ブラジルのギンガなど、インターナショナルな有名プレーヤー達が大絶賛。
日本では、小沼ようすけ、伊藤ゴローなど、数多くのミュージシャンが愛用。
幅広いアーティストにアピールする独自の世界を築き上げています。