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Guild D-66NT (1986)
- CONDITION:
- EX+++
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Indian Rosewood
- FINGER BOARD:
- Ebony
- BRIDGE:
- Ebony
- NUT WIDTH:
- 43.5mm
- BRACING:
- Original X-Bracing
- PICKGUARD:
- Tortoise
- SCALE:
- 650mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- Original
- CASE:
- Original Hard Case
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1986年製 Guild D-66NTが入荷しました。
(Serial Noは1985年製になりますが、ボディ内の刻印は1986年3月17日になっています。)
スネイクヘッドのギルドは見る機会が少ないですが、
1980年代中期の珍しいモデルで、ロードアイランド州のウェスタリー工場で作られています。
D-66NTモデルは、1984年から1986年までのわずかな期間しか製作されておらず、208本しか存在しません。
今では入手困難なルシアーのキム・ウォーカーと、あのジョージグルーンによって、設計デザインされたモデルです。
キム・ウォーカーは、1986年から、ギルドのプロトタイプの製作を担当し、
1987年には、ギルドの新しいモデルの開発とカスタムショップの責任者になります。
1988年に、アシスタントプラントマネージャーとして、ギターの生産を監督していました。
トップ材は、AAAAグレードのシトカスプルース。
杢目の詰まった材で、美しく焼けた、明るい顔をしています。
ヘリンボーンの寄木を使ったロゼッタ。べっこう柄のピックガード。
ギルドらしい無骨なエボニーのブリッジ。
高級アーチトップのような、7層の豪華なセルバインディング仕様です。
サイドバックはイーストインディアンローズウッド。
綺麗な柾目の材で、高級機種に相応しい素晴らしい材が使われています。
杢目の詰まった、マホガニーのネックも硬質で美しく、
ナット幅43.5mmの握りやすい、薄めのUシェイプネックです。
先細りのスネイクヘッドも豪華で、セルバインディングの巻かれた特徴的なヘッド形状。
特徴的なヘッドのギルドロゴとヘッドインレイが渋く輝きます。
指板には、スロテッドダイヤモンドのパールインレイが施されています。
80年代の音楽の流行が変わり、アコースティックギターが下火になってしまったため、
MARTIN、GIBSON、GUILDの代表メーカーにも、変化が訪れた時代です。
アンプラグドの流行で、ふたたび脚光をあびるまで、アコギブームを待たなくてはなりませんでした。
苦境の時代に、キム・ウォーカーと、ジョージグルーンという強力なアドバイザーを迎え、
ギルドは、素晴らしいギターを製作していました。
D-66NTモデルは、一般的には知名度の低いモデルですが、少量生産らしい完成度の高いギターに仕上がっています。
細かなキズや、トップの打痕は多少ありますが、全体的に綺麗なコンディションで、ボディ&ネック共にコンディション良好の美品です。
70年代から続く、ギルドらしい無骨で、パンチが効いた太く重厚なサウンドで、とても迫力があります。
弾いている側もかなり手ごたえがあり、ストロークで弾くと、ボディが余裕で反応してくれ、とても気持いいギターだと思います。
通常のギルドのギターよりも軽量に作られており、グルーンの設計で、スキャロップブレーシングのXのクロスの位置を変更したことも効果があるのか、軽快で明るく、抜けの良さを感じます。
希少なモデルで、ローズウッドボディのドレッドノートらしいたっぷりとした鳴りを堪能できるギターです。
コストパフォーマンスが非常に高く、この価格はお買い得です。
ぜひ、この機会にお試しください。