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Larson Bros MAURER Style 541 (1920S)
- CONDITION:
- EX+++
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Brazilian Rosewood
- FINGER BOARD:
- Ebony
- BRIDGE:
- Ebony
- NUT WIDTH:
- 48.3mm
- BRACING:
- Original Laminate X-Bracing
- PICKGUARD:
- -
- SCALE:
- 633mm
- BINDING:
- Ivoroid
- TUNER:
- Waverly
- CASE:
- Hard Case

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Larson Brothersが製作したMaurer Model 541が入荷しました!
素晴らしいサウンドとコンディションの1本です!
元々はスウェーデン出身のCarl LarsonとAugust Larson。
10代の頃にキャビネット作りや大工などの仕事をし、1880年代後半にアメリカに移り、楽器の製作を始めます。
20世紀目前にRobert Maurerの楽器製作会社に入社し、1901年に会社をAugust Larsonが引き継ぎ、兄弟2人で数々のブランド名の楽器を製作し始めます。
1904年にMartinより先に鉄弦を張れるような設計やラミネートブレーシングなどで特許を取得し、革新的なギターをデザイン、製作していました。
今回の入荷はMaurerのStyle 541。
Maurerの中でもStudent Grade、Intermidiate Grade、Best Gradeとスタイルによってグレードが分けられています。
この541は中間のIntermidiate Gradeの1本で、代名詞と言えるラミネートXブレーシングが採用されています。
TOPはスプルース。
断言が難しいですが、恐らくホワイトスプルースと思われます。(1932年のカタログでは541はホワイトスプルーストップです。上級モデルにはヨーロピアンスプルースが使われます)
とても杢目の詰まっていて、素晴らしい材が使われています。
S/Bはブラジリアンローズウッド。
こちらも素晴らしく、ボディバックには黒いラインが入り、サイドは柾目の美しい材です。
四角い穴のスロテッドヘッドにはローズウッドのプレート。
中央には手作業によるインレイが施されています。
チューナーは交換されており、Waverlyが付いています。
指板はエボニー。
黒く美しい材で、ポジションマークはドットやクローバーやダイヤモンドなどのインレイ。
指板脇にはアイボロイドのバンディングが入り、マーチンなどとは90度角度が違い、ラインが横向きになっています。
このバインディングは指板側面の全てに入っているわけではなく、少しエボニーを残してバインディングが入っています。
ブリッジはストレートタイプで、両端にはインレイが入っています。(交換されていますが、オリジナルを忠実に再現しています)
サウンドホールの内側にバインディングが入り、ロゼッタとボディのパーフリングはマルチカラーの寄木細工が使われています。
ボディバックのセンターストリップもマルチカラーの寄木細工で、ボディのバインディングはアイボロイドです。
チューナー、ナット、フレット、サドル、ブリッジ、ブリッジピン、エンドピンは交換されています。
ヘッド裏に小さな穴を埋めた痕があります。
指板の13F-18Fまでにクラック修正がありますが、他に割れなどはなく、年式を考えると素晴らしいコンディションです。
一部塗装負けありますが、オリジナルフィニッシュで、ここまでコンディションの良い物は貴重です。
Larson Brothersのギターらしい太い出音で、Martin、Gibsonとも違う素晴らしいサウンドです!
倍音豊かなとても美しいサウンドながらも絶妙な深みのあるトーン。
弦を弾いてからパッと立ち上がる音の速さなど、設計の良さとおよそ100年の経年変化がしっかりと感じられます。
音の太さなどからはもう少し大きいボディのギターを弾いているような印象を受け、ハイポジションの軽やかな反応の良さなどはスモールボディらしさを感じることができます。
本当によく出来たギターで、欠点という欠点が見つからない素晴らしいギターだと思います。
ここまでコンディションの良い物は本当に貴重だと思います。スタッフ一押しの1本です!
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