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Martin 000-45 (1924)
¥11,000,000. (税抜¥10,000,000.)
- CONDITION:
- EX
- TOP:
- Adirondack Spruce
- SIDE BACK:
- Brazilian Rosewood
- FINGER BOARD:
- Ebony
- BRIDGE:
- Ebony
- NUT WIDTH:
- 47mm
- BRACING:
- Scalloped X-Bracing
- PICKGUARD:
- Tortoise custom
- SCALE:
- 645mm
- BINDING:
- Ivoroid
- TUNER:
- Original
- CASE:
- Hard Case

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1924年製 000-45
ギターが軽く、ボディが繊細に震え、ネックやヘッドまで、とても反応の良いヴィンテージです。
あたたかく、とても味わい深いトーンも素晴らしいです。
1924年には、19本しか製作されておらず、
12フレットジョイントで、000サイズの45モデルは、1906年から、1931年まで、142本しか作られていません。
毎年、一桁から、多くても20本台くらいの製作ペースなので、とても貴重な個体です。
繊細なインレイワークと、ウッドパーフリングなど、ハンドメイドのテイストが強く、
とても美しいギターが入荷しました。
トップはアディロンダックスプルース。
ヨーロピアンスプルースや、現代のスイススプルースのような、細かく詰まった木目。
明るくレモン色の焼けた表情も、とても味わい深いです。
ロゼッタのアバロンリングや、トップの外周を飾るボーダーインレイには、
アバロンの特に綺麗な部位を集めた、青味の強い鮮やかな輝きのピースが選ばれています。
黄色いトップに、美しいインレイが、とても映えます!!
このギターは、かなり以前に、薄いラッカー塗装でリフィニッシュされ、
その後の経年の変化が加わり、味わい深いルックスになっています。
ブリッジは、良質なエボニーを使って、繊細なピラミッドスタイルで、レストアされています。
1929年以前のMARTINで、1930年を越えてから、後付けでピックガードをつけることはよく見ますが、
この000-45のピックガードは、30年代のOM-45スタイルの美しいデザインで、後年加えられています。
それ以前に、000サイズの別のピックガードが付けられていた痕跡があり、ながい時間の経過のなかで、
変遷があった、歴史を感じます。
アバロンインレイを縁取る、メイプルとブラジリアンローズのウッドパーフリング。
細身のアイボロイドバインディングの質感。
丸く面取りのされたボデイの作り込みなど、ルシアーメイドの作品を思わせる、
古き良き時代の、丁寧な仕事を感じることができます!
サイドバックは、柾目の魅惑的なブラジリアンローズウッドが使われています。
バック材は、柾目に対して、マイクロカーリーの、横に細いトラ杢が走っています。
ボディの内側には、MARTIN社が原木から、切り出していた時の、ノコギリの跡が、生々しく見ることができます。
サイドは。黒い墨を流したような特徴的な眺めで、素晴らしいルックスです。
トップの派手なインレイワークに対して、サイドは、細身の白い輝きのピースが使われ、
色の濃いブラジリアンローズウッドと、白い輝きのインレイのコントラストが素晴らしいです。
ネックは、20年代の薄いVシェイプ。
トラスロッドのない、マホガニーネックの繊細な感触。丸いトーンで、とてもやさしく響きます。
硬くしまった印象のエボニーの指板。
ポジションマークは、1フレット目から、上品なスノーフレイクス、スロテッドダイヤモンド、キャッツアイの形状と、
上品なポジションマークが、涼しく輝きます。
9フレット目の真ん中の、骨をクロスさせたような形は、手作りあふれる仕上がりで、
ヴィンテージ、戦前の45モデルということを、強く感じさせてくれます。
スロテッドのヘッドも味わい深く、トーチインレイの輝きも特別に感じます!!
とても黒いブラジリアンローズウッドのヘッドプレートに、上品なトーチの各ピースが色鮮やかで、明るく輝きます!!
メイプルとブラジリアンローズウッドの細く繊細なウッドパーフリングに、薄いアイボロイドのヘッドバインディング。
チューナーは、シルバープレートのオリジナルパーツです。
細部まで、本当に見どころの多いギターで、
姿の美しさ、材の上質さ、作り込みの丁寧さ、そして繊細なインレーワークと、
戦前の45モデルは、あらためて素晴らしいクオリティであり、所有する満足感の高さを感じます。
サウンドホールの1弦側のロゼッタの内周に、おそらく演奏で削れたためだと思いますが、
一部トップ板を加えて、インレイも一部、修復されています。
トップブリッジ下、センターシーム付近と、ピックガード裏のクラック補修。
サイドの6弦側ボトムに、葉っぱ型に埋め直した補修箇所があり、すべて、裏から補強の割れ止めの処理があります。
バック板を、ライニングの範囲で、一度切り離して、修理が行なわれていて、ボディの中も綺麗に修復され、
バック板のボトム両サイドに、割れどめの補強が加えられています。
これら修復にともない、全体にリフィニッシュされていますので、
外観は雰囲気良く、綺麗に使われてきたヴィンテージの雰囲気です。
ナット、フレット、ブリッジ、サドル、ブリッジピン、エンドピンの消耗部の交換。
指板のバインディングは、13フレット以降が交換されています。
これら、修復歴はありますが、
きっちり整備された、ボディ&ネック共に、コンディション良好のヴィンテージです。
入荷後、バーフレットでリフレットを施し、
スライドした時の指の引っかかりも少なく、弾きやすくセッティングしています。
12フレットの時代の45モデルならではの、甘く、倍音豊かなトーン。
000サイズで、645mmのローングスケールのたっぷりとした響きは、とても癒されます。
MARTIN社が、1925年から、鉄弦仕様のオファーを開始する前の、
ナイロンブレーシング時代の、繊細で、柔らかな鳴りを、ぜひ味わっていただきたいです。
エクストラライトゲージで、軽やかに、それでいて太く存在感のあるトーンが、本当に心地よいです。
ギター自体が軽く、ボディから、ヘッドの先端まで、レスポンスが良くふるえる感覚。
ナイロンギターを弾いているような、力感なくスムーズな反応が楽しいです。
色気のあるリヴァーブ感、ふっくらと芳醇で、枯れた魅力的なトーン。
ぜひ、この機会に体感してください!!
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