VIEW COUNT 2902
Martin 00-45 (1920)
- CONDITION:
- EX
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Brazilian Rosewood
- FINGER BOARD:
- Ebony
- BRIDGE:
- Ebony
- NUT WIDTH:
- 47mm
- BRACING:
- Scalloped X-Bracing
- PICKGUARD:
- ー
- SCALE:
- 632mm
- BINDING:
- Ivoroid
- TUNER:
- Waverly
- CASE:
- Hard Case
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1920年製 00-45
USAのヴィンテージマーケットでも見る事がほとんどなくなった、
00-45モデルが入荷しました。
このギターは、エム・シオザキ弦楽器工房の塩﨑 雅亮さんが、25年ほど前にリトップをしています。
12フレットジョイント仕様の、00サイズの45モデルは、1904年から1929年まで、154本が作られました。
毎年、ほとんど、1本から3本と、一桁の年がおおく、1920年には16本しか製作していません。
ナイロン時代の、ギターが軽く、ボディが繊細に震え、ネックやヘッドまで、とても反応の良い、この感覚が楽しめる00-45モデルは、とても貴重です。
さらに、MARTINの45特集でのおなじみの塩﨑さんが、雰囲気良くレストアした一本で、
ライトゲージで使えるようにアレンジされていますので、繊細な質感で、しっかりと鳴らせる、魅力的なヴィンテージです。
トップはソリッドのスプルースで、木目が細かく詰まった美しい顔。
経年で明るくレモン色に焼け、薄い塗装に、ウェザーチェックが走る質感が、とても味わい深いです。
ロゼッタのアバロンリングや、トップの外周を飾るボーダーインレイには、
リトップ時に、塩崎さんが厳選した、アバロン素材の特に綺麗な部位を集めた、青味の強い、鮮やかな輝きのピースが使われ、1920年代の質感を、リアルに再現しています。
アバロンインレイを縁取る、ウッドパーフリングのあたたかい色味。
丸く面取り感のあるアイボロイドバインディングの質感など、とても自然な雰囲気で仕上げられています。
サイドバックは、素直な柾目のブラジリアンローズウッドが使われています。
トップの派手なインレイワークに対して、サイドは、細身の白い輝きのピースが印象的で、
色の良いブラジリアンローズウッドと、白い輝きのボーダーインレイのコントラストが素晴らしいです。
ネックは、20年代の薄いVシェイプ。トラスロッドのない、マホガニーネックの繊細な感触。丸いトーンで、とてもやさしく響きます。
黒く、滑らかなエボニーの指板。
ポジションマークは、1フレット目から、上品なスノーフレイクス、スロテッドダイヤモンド、キャッツアイの形状と、上品なポジションマークが、涼しく輝きます。
9フレット目の真ん中の、骨をクロスさせたような形は、手作りあふれる仕上がりで、
ヴィンテージ、戦前の45モデルということを、強く感じさせてくれます。
丸いスロテッドヘッドが、可愛らしく、印象的です。
美しいブラジリアンローズウッドのヘッドプレートに、オーセンティックなトーチインレイ!!繊細なトーチインレイの、各ピースが色鮮やかで、明るく輝きます!!
チューナーがウェバリーに交換。
ナット、フレット、ブリッジピン、エンドピンは新しく交換されています。
サイド、バックのクラック補修があり、
リトップにともない、ボディはリフィニッシュされ、ネックはオーバーコートされていますので、外観は雰囲気良く、長年綺麗に使われてきたヴィンテージの風合いです。
これら、修復歴はありますが、きっちり整備された、ボディ&ネック共に、コンディション良好の美品。
ライトゲージで、しっかりと弾けるので、
繊細な20年代の楽器を、太く存在感のある現代的な使い方で、心地よくプレイできます。
ギター自体が軽く、ボディから、ヘッドの先端まで、レスポンスが良くふるえる感覚。
ナイロンギターを弾いているような、力感なくスムーズな反応が楽しいです。
ルックス&サウンド共に、おすすめの一本。ぜひ、この機会に体感してください!!