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S.Yairi YD-306 (1977)
¥165,000. (税抜¥150,000.)
- CONDITION:
- EXF
- TOP:
- Sitka Spruce
- SIDE BACK:
- Rosewood
- FINGER BOARD:
- Ebony
- BRIDGE:
- Ebony
- NUT WIDTH:
- 44mm
- BRACING:
- Original X Bracing
- PICKGUARD:
- Black
- SCALE:
- 645mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- Scheller
- CASE:
- Hard Case
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人気のジャパンヴィンテージ、S.Yairiの1977年製YD-306が入荷しました!
日本のフォークブームを牽引したとも言えるS.Yairiは、その造りの良さや鳴りの良さから70年代には高い人気を誇りましたが、80年代に入ってからの音楽ムーブメントの変化からアコースティックギターの需要も低下し、1982年にはS.Yairiも工場を閉鎖しております。
近年のS.Yairiは中国生産に変わっておりますので、当時のオリジナルは年々人気が高まっております。
今回入荷のYD-306は、3ピースバックのドレッドノートという35スタイルで、元々はサイド&バックにハカランダを用いてスタートしておりましたが、こちらはバックがローズウッド単板、サイドがローズウッドの合板に変更された頃で、ヘッドのロゴも縦ロゴの時期もありましたが、こちらは横ロゴとなっております。
このようにこのモデルは細かな仕様変更があり、シリアルのみでは年式の判別が難しい時期もありますが、こちらはネックブロックのモデル名及びシリアルNoの刻印とは別に、サウンドホールからブレーシングを覗くと年式のスタンプが有る時期で、仕様的にも76年辺りの仕様変更時期以降ですので、このスタンプを基準に1977年製としております。
この時期のS.Yairiは、手にするだけでもその質感の高さを感じられる、非常にしっかりとした造りを持っており、その造りの良さを感じることができます。
この時期のアコースティックのジャパンヴィンテージは、何故か3ピースバックのスペックを持つモデルが多く、こちらも35スタイルのドレッドノートで3ピースバックとなっております。
このスタイルですので、見た目からはドレッドノートでも軽快な感触があるかと思ってしまいますが、実際にこのギターを弾くとけっこう野太くパワフルな鳴りを持ち、想像よりも豪快な感じの鳴りですので、ジャカジャカとストロークするだけでも楽しいギターです。
ネックグリップは。ナット幅が約44mm程とやや幅広ながらも若干薄めの微妙なVシェイプの絶妙なグリップ感で、ガッチリと握り込んでも弾けますし、意外とフィンガーでポロポロと弾くにも扱い易い、なかなか面白いグリップ感ではないかと思います。
ボディやネックの木材を見ても、けっこう整った木目を持った良材が使われており、チューナーにもゴールドのシャーラーで「Made in W.Germany」の刻印が有る時期の物が搭載されておりますので、巻き上げ精度が高くチューニングがし易くなっております。
全体的に細かな打コンや擦り傷、弾き傷なども年式相応に有り、ネックの指板にはローフレット辺りに削れも有りますが、他に木部のクラックや目立つ傷などは無く、オリジナルのハードケースも付属しており、この年代の楽器としてはコンディションも良い方です。
近年人気の高まるSヤイリでですので、気になる方はお早めに!!