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Mayflower Concert Size (1900~1910)

SOLDOUT

CONDITION:
EX+++
TOP:
Spruce
SIDE   BACK:
Brazilian Rosewood
FINGER BOARD:
Ebony
BRIDGE:
Ebony
NUT WIDTH:
45mm
BRACING:
ladder-Bracing
PICKGUARD:
None
SCALE:
640mm
BINDING:
Ivoroid
TUNER:
Original
CASE:
Hard Case
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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
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20世紀初頭、恐らく1900〜1910年辺りに製作された「メイ フラワー」のギター!

この時期のMayflowerのギターは、Lyon & HealyやLarson Brothers等で製作されていたようですが詳しい資料等が無く、正確な詳細は不明ですが、非常に特徴的な「シュタウファー」スタイルのヘッドストックを備え、黎明期のアコースティックギターのような官能的なデザインを持っており、恐らく20世紀初頭の1900年から1910年辺りに製作されたギターです。

この独特なヘッドスタイルは、かなり古いスタイルのギターによく見られるもので、ヘッドストックには装飾的な彫金が施された銀色のキャップが付いたオリジナルの片側6連のチューニングマシンとなっており、オリジナルのボーンのボタンもチューニングを保てる状態まで修復しております。

詳細不明な為、各部の実寸を確認してみますと、ボディ幅は約336mmですので恐らく13 1/4インチ、深さはの約92mmですので恐らく3 5/8インチのコンサートサイズのギターで、ネック周りはナット幅が約45mmでスケールは435mm、この時期らしい非常にガッチリとした太めのキツいVシェイプのネックグリップを持っており、厚めなエボニー指板には骨董的なバーフレットが入り、やや大きめなパールドットの指板インレイが5、7、9、12フレットに入っております。

トップはややワイルドな流れを持ったワイドグレインの印象的なスプルース材で、このボディトップにはウッドのバインディングが入り、美しいアヴァロンのパーフリングが施され、サウンドホールにも同様にウッドとアヴァロンを織り交ぜた印象的なデザインとなっております。
このアヴァロンもこの時期ではまだ良質な材が入手できたのかと思われ、非常にギラギラと深い表情を持った良質なアヴァロン材が用いられており、パーフリングの作業も、いかにもハンドメイド感溢れる仕上がり感が良い風合いを出しており、このギターに良い表情を与えております。

バックとサイドには赤黒く伸びやかな木目が綺麗に入る柾目のブラジリアンローズウッドが用いられており、ボディバックのセンターストリップもマルチカラーの寄木細工で、この美しい材とのマッチングでシンプルながらも印象的な風合いのルックスです。

このモデルは元々はガット弦仕様ですが、ナットの交換と、ブリッジサドルのスロットをスティール弦用にスラントしイントネーションの位置調整しておりますので、現在は一番細いエクストラライトゲージの弦で調整しております。

ボディ構造が比較的にシンプルなラダー構造のブレーシングですので、仕様弦は現在張られているエクストラライトゲージかシルク弦での使用が望ましく、これらよりも太い弦ですと強度的に使用は難しいと思いますが、このボディのサイズ感から想像するよりも豊かな鳴りで、年を経て適度に枯れた感触を持つ上質な響きを持つギターとなっております。

100年以上前の製造で、元々はスティール弦以前の華奢な構造の為に観賞用的にみられるこの時期のギターですが、こちらはエクストラライトゲージではありますがスティール弦が張れるように各部調整し、「弾く事のできる」ヴィンテージギターとなっております。

古い12フレットジョイントの小柄なギターらしく、中音域に深みの有る、ある意味ではノスタルジーを感じるような深くまろやかなトーンは他では出し得ず、倍音豊かなとても美しいサウンド、弦を弾いてからパッと立ち上がる音の反応の良さなど、永く時代を経たからこその味わい深い鳴りが魅力です。

付属のハードケースも詳細は不明ですが、かなり古く味わい深いスタイルのケースで、古いギターだからこそ出し得る、この渋く味わい深い風合いを持つルックス、そして絶品のトーンを持つ上質なギター!
気になる方は、是非お問い合わせください!