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Gibson L-Century (1939)
- CONDITION:
- EX++
- TOP:
- Adirondack Spruce
- SIDE BACK:
- Figured Maple
- FINGER BOARD:
- White Pearloid ( Diamond Pettern Inlay with in rosewood rectangles)
- BRIDGE:
- Rosewood
- NUT WIDTH:
- 43mm
- BRACING:
- Original X-Bracing
- PICKGUARD:
- Original
- SCALE:
- 630mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- Original
- CASE:
- Hard Case
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その個性的なルックスが目を惹き、ヴィンテージアコースティック好きの方に人気が高いL-Centuryが入荷しました!
シカゴ市制100周年を記念して「シカゴ万国博覧会」が開催された1933年に発表されたスペシャルモデルL-Centuryは、指板のパーロイドを用いた装飾が特徴的で、個性的なモデルが多く存在するギブソンの中でも独特な存在感を放ち、制作期間の短さと、この特徴的な仕様から製作本数も少なく、貴重なヴィンテージとしても有名です。
一般的には1933年から1939年までの数年間に少数のみ製作され(1940年と1941年にも極少数の出荷履歴が有ります)、年式によって仕様の違いもありますが、今回入荷は1939年製の俗に後期タイプと呼ばれる、ヘッドにパーロイドの装飾が無く指板のインレイパターンはポピュラーなダイヤモンドのタイプとなっております。
30年代のギブソンらしい小柄なスタイルのボディに、ネックジョイント部の指板がトップよりも少し高いレイズド仕様となったジョイントで、ギブソン社のアーチトップギターの歴史からフラットトップのギターの新しいモデルが開発されていく、時代の変化を感じさせてくれるスペックです。
トップは目の詰まったアディロンダックスプルースで、トップのサンバーストも30年代も後期になりますと周りのブラウンカラーはそれ程太くはないサンバーストフィニッシュで、前期の太く濃いタイプと比べますとやや明るめで艶やかな色合いのバースト感となっております。
この渋いサンバーストにアンティークなクリームカラーのボディバインディングが締まった印象を与え、フャイヤーストライプ柄のピックガードにレクタングラーブリッジとロングサドルのシンプルな組み合わせがヴィンテージ感を醸し出しております。
サイドとバックには、アーチトップも製作するギブソンだからこそストックしていたのであろう上質なフレイムの杢目を持つハイグレードなメイプル材が用いられており、見る角度によってユラユラと表情を変える杢目がサンバーストのカラーとマッチし、非常に深みのある素晴らしいルックスに仕上がっております。
ネックグリップも30年代は極太のイメージもあるかと思いますが、この年式ですとヴィンテージらしい太めのネックシェイプではありますがナット幅が約43mmでそれほど極太ではなく、Vシェイプのグリップも握ると手にスッとフィットする意外と握り易いグリップ感となっております。
テーパードのヘッドでやや太めのVシェイプのヴィンテージらしい仕様のマホガニーネックを握ると、この特徴的な指板の装飾が目に入り、細身のネックヒールやこの年式特有の華奢なペグ、ネック裏やヘッド裏までサンバーストに仕上げられた凝った仕上がりで、ボディサイドでも良質なフレイムの杢目が入ったメイプル材等に目が惹かれて気分が煽られ、ついつい演奏したくなるギターでもあります。
飾って眺めるだけでも楽しめるギターではありますが、抱え易いサイズ感に意外と握り易いネックグリップから、弾いても楽しいギターでもあります。
気軽にポロポロと爪弾くだけでも、やはり年式を経たギターだけあり情感深い中域の艶やかなトーンを奏で、やはりメイプルボディだからでしょうか粒立ちの良さや煌びやかな響きも持ち、その反応の良さからもついつい弾き続けたくなるギターです。
トップセンターや指板両脇のクラック修理、ブリッジサドルやブリッジピンの交換、L.R.Baggsのピックアップシステム Lyricの取付もあり、入荷後にフレット周りのオーバーホールを施しておりますので、古いギターですが弾きやすくセッティングしプレイヤビリティーも確保しております。
戦前のヴィンテージギブソンならではの艶やかで音に気品の有る洗練された独特のトーン、そしてこのモデルならではの独特なルックスを堪能できる逸品です!
是非、この機会にご検討ください!