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Guild M-30 (1959)
¥715,000. (税抜¥650,000.)
- CONDITION:
- VG+++
- TOP:
- Mahogany
- SIDE BACK:
- Mahogany
- FINGER BOARD:
- Brazilian Rosewood
- BRIDGE:
- Rosewood
- NUT WIDTH:
- 40.5mm
- BRACING:
- Original X-Bracing
- PICKGUARD:
- Original
- SCALE:
- 628mm
- BINDING:
- ー
- TUNER:
- Original
- CASE:
- Hard Case
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かなりマニアックなレアモデル、1959年製のGuild M-30!
恐らく、このモデルが超レアモデルとご存知の方は、かなりの「ギルド・マニア」かと思います!?
一見すると、かなり古そうなルックスではありますが、オールマホガニーボディでシンプルな装飾系を持つスタイルですので、他のブランドでもこのスタイルは、謂わゆるスチューデントモデル等と呼ばれる入門機種に多く、一般的には比較的に生産数は多く安価なモデルが多いタイプではあります。
実際にGuildでも、オールマホガニーボディで小柄な13 3/4インチのボディサイズ(Martinシングル0ぐらい)のM-20は、生産期間も長く、お手頃で良く見掛けますので、手頃にヴィンテージトーンを楽しめるモデルとしても人気です。
しかし、今回入荷のM-30は、このお手頃なM-20と似たルックスでサイズが15インチ(Martinトリプル0やOMぐらい)のモデルですので、パッと見た感じではレアモデルと解り辛いのですが、生産期間の長いM-20に対してこのM-30は、1959年の登場から1964年の生産完了まで僅か数年のみの生産、しかも初期のモデルではボディ内のラベルが「Ghost Label (ゴーストラベル)」と言われる1959年と1960年のみの使用された超レアなラベル、更にこのヘッドは、ロゴが初期のシルクスクリーンのスクリプトロゴから1960年初頭には60年代によく見掛けるチェスターフィールドというデザインに変更されますので、色々な意味でレアな仕様の集約された最初期のM-30は、熱心なギルドファンの間では「幻のモデル」などと呼ばれるコレクターズアイテムとなっております。
本機は、経年変化でシリアル番号が消えており、シリアルからの生産年の判別はできませんでしたが、上記のような仕様を備えておりますので、1959年製と判定しております。
シンプルなボディバインディングのない構造で、ブラウンカラーのフィニッシュは元々サテン仕上げですが、現在では経年変化によってびっしりとウェザーチェックが入った、かなり壮絶な、渋くヴィンテージ感の強いルックスとなっております。
サウンドホールには白黒白の細いラインのロゼッタリング2本入り、そこにべっこう柄のピックガードが合わさり、ギルドのデザインの良さをあらためて感じさせてくれる、シンプルながらも味が有り、可愛らしいも感じさせるなかなかのデザインです。
ブリッジは、軽くベリーダウンした古いギルドの独特な味の有るデザインで、ブリッジベース部の木部クラックや浮きが有りましたが現在は修復されており、演奏上は問題ない状態になっております。
ヘッドはGuild初期の古いスタイルで、黒いヘッドプレートにゴールドの筆記体のロゴ、ペグは丸いペグボタンの3連のオープンタイプ、ロッドカバーも独特の形状で、味わい深い風合いです。
指板は、印象的な木目を持つブラジリアンローズウッドが使われ、全体にとても雰囲気良く、渋いヴィンテージです。
このオールマホガニーのボディは、枯れた箱鳴りが心地良く、軽快に明るく鳴ってくれます!
小柄なM-20ですと、コロコロとした軽快感が強いのですが、やや大柄なOMサイズのM-30ですと、更にレンジ感が広く張りが出て、サスティーンの豊かな艶のあるトーンが楽しめます。
特にフィンガーピッキングではとても味のあるトーンが楽しめ、ヴィンテージのマホガニーならではの明るく柔らかなサウンドを持ちつつ、よりメリハリが効いた粒立ちの良さを持ち、弾くほどに心地よいギターとなっております。
現在、ナットとサドルの交換やリフレットなど、ネック周りは調整されておりますので演奏性は良好です。
その他、ブリッジ部の修理やトップの指板サイドのクラック修正などはありますが、全体的にヴィンテージの雰囲気を残しつつプレイヤビリティーも保つように調整されておりますので、眺めても良し、弾いても良し!しかもレアな希少モデルですので、気になる方はお早めに!!
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