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Gibson Southern Jumbo (1953)
¥1,760,000. (税抜¥1,600,000.)
- CONDITION:
- EX-
- TOP:
- Sitka Spruce
- SIDE BACK:
- Mahogany
- FINGER BOARD:
- Rosewood
- BRIDGE:
- Rosewood
- NUT WIDTH:
- 42.8mm
- BRACING:
- Scalloped X-Bracing
- PICKGUARD:
- Original Tortoise
- SCALE:
- 632mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- Original KLUSON
- CASE:
- Non Original Hard Case
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スモールピックガード期の50年代前半サザンジャンボ!
1942年の登場以降、様々な仕様変更を経てラインナップされてきたサザンジャンボですが、スモールガードにロングサドルのベリーブリッジ、Gibsonのシルクスクリーンロゴ、バインディングの入った指板にはダブルパラレログラムのインレイが入った50年代前半のスタイルは、一番馴染み深い50年代後期のラージガード時期よりもシンプルで渋いルックスではないかと思います。
製造は1953年製で、かなり弾き込まれて壮絶なルックスとなっており、この時期らしい黄色味がややダークな、
中間色の赤味の強いサンバーストに、木目の強いキリッとしたスプルースの木肌が馴染み、
鼈甲柄のスモールピックガードともマッチして渋く精悍な表情のギターです。
J-45よりも高級モデルのサザンジャンボは、ツーリングのロゼッタに、7プライの多層セルのボディバインディング仕様など、さり気無くも細かな部分で拘ったスペックを持ち、バック&サイドもこの時期らしい緻密なマホガニーの木目にマホガニーブラウンのカラーが渋く、さり気無いバックのセンターブラックのラインや5プライの多層セルも良い味を出しております。
ヘッドはブラックのヘッドプレートにゴールドシルクスクリーンのギブソンロゴ、3連では無い白ツマミのクルーソンペグというシンプルなスペックで、指板には赤黒く魅惑的なローズウッド材に白セルのバインディング、ダブルパラレログラムインレイも綺麗に輝き、雰囲気抜群です。
ナット幅が約42.8mmのやや肉厚なUシェイプのマホガニーネックで、50年代らしいガッチリとしたよく手に馴染む、弾き易いネックシェイプで、この時期のギブソン好きの方には好まれるグリップ感かと思います。
全体的に弾き傷や細かな打コンは多く、薄い仕上げのラッカー塗装には細かなウェザーチェッキングが走り、痩せて色焼けした塗装からヴィンテージらしい渋く精悍な表情を持った一本で、使い込まれた分だけ生鳴りの良さも印象的です。
瑞々しいリバーブ感が心地よく華やかな響きで、とてもバランス良く艶のある一音一音のウッディな太さが感じられるトーン、そして50年代らしい力強いサウンドを併せ持った魅惑的な響きです。
修理や改造箇所等は、以前に古いタイプのサウンドホールマウントのピックアップが付けられていたようで、サウンドホールの両側に小さなビス穴跡が有り、エンドピンジャックの跡には太めのエンドピンが取り付けられております。
バックにはフェザークラックが多く、数カ所入っておりますが、全て接着修理され塗装面もタッチアップ等も施されており、それほど目立たなくはなっております。
また、トップには6弦側端の肘が当たる辺りに多少のクラック修理跡があり、ブリッジはベースの木部が削られてやや薄くなっております。
その他、サドルやブリッジピンが交換されておりますが、入荷時にネック調整されておりますので、現在は演奏性は良好です。
全体的に使い込まれてはおりますが、長く弾き込まれたような非常に良い表情をしており、この精悍で渋いルックスとヴィンテージらしい鳴りの良さ、そして演奏性の良さをも持ったオススメの一本です!
実際に手にし、弾いて頂いた方が良さの分かる一本ですので、気になる方は是非お試しください!