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G String 6-String Baritone Ukulele (2005)
- CONDITION:
- EX
- TOP:
- Figured Hawaiian Koa
- SIDE BACK:
- Figured Hawaiian Koa
- FINGER BOARD:
- Rosewood
- BRIDGE:
- Rosewood
- NUT WIDTH:
- 40mm
- BRACING:
- Original Fan Bracing
- PICKGUARD:
- None
- SCALE:
- 513mm
- BINDING:
- Black
- TUNER:
- Classical Gold
- CASE:
- Hard Case
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非常にレアな、G Stringの6弦バリトンウクレレ!
1997年にデレック・シミズ氏によりハワイのハラワ・バレー(1997年~2009年)で設立されたメイド・イン・ハワイブランドのGストリング・ウクレレ。
その後ヒロ(2009年~2014年)にショップを移し、ハワイ3大ブランドと称されるまでの地位を築き上げましたが、2014年からはアメリカ本土のラスベガスに工房を構え、同様に質の高いウクレレを製作しています。
2009年にハラワのショップを閉店して以来、製作の全てをデレック・シミズ氏が行っており、量より質に重点を置いて製作されています。
本機は2005年製でハラワ・バレー時期の6弦バリトンウクレレです。
6弦のウクレレは、1弦と3弦が複弦になったスタイルもありますが、こちらは低音弦を2本増やしたギタレレスタイルの6弦ウクレレとなります。
この時期のGストリングは数名のスタッフで製作しており、ボディ内のシリアルNoには作者のイニシャルがアルファベット二文字で記載されており製作者が判るようになっておりますが、中でもTDイニシャルのMaster Tech「Toui Douangmala」氏が製作する個体は人気が高くなっております。
今回入荷のこの6弦バリトンウクレレは珍しい「Technician Series」で、ボディ内の木製のラベルには「Toui Douangmala」氏の名前がフルネームで入った特別なスタイルのラベルを持つモデルとなっております。
サイズ的にはスケールが約513mm(20インチ強)という6弦のバリトンウクレレで、ギタレレよりは大きく、小さめなミニギターぐらいで、通常のクラシックギター用のナイロン弦ですとテンションは弱めになりますが、普通のギターチューニングでも演奏できるぐらいのサイズ感です。
ウッドマテリアルは、ボディ材にはトップとサイド&バックに美しい杢目の出たハワイアンコアを用いたオールコアボディで、トップとバックのセンターには細く黒いラインがアクセント的に入り、黒白黒のトップバインディングとアヴァロンのサウンドホールパーフリングという、シンプルながらも木材の美しい杢目を際立たせるスタイルとなっております。
ネックにも上質なマホガニー材が色味の黒い木目のローズウッド指板と組み合わさり、Gストリングのヘッドマークと小さめなドットポジションマークというシンプルなルックスとなっており、ナット幅が約40mm程のネックグリップはギター的な演奏でも弾き易いグリップ感となっております。
ウッディな風合いを活かした渋く美しいルックスは、いかにもハワイ製のウクレレのようでもあり、見方によっては小さめなミニギターのようでもあり、なかなか面白いスタイルの楽器で、ウクレレのように弾きと深く暖かで重厚な響きとも、ギタのように弾くとミニギターのようなコロコロと軽快な感じもしますが、倍音感の強い厚みのある響きは、さすがはGストリングらしい上質感が有ります。
製造は2005年製で、パッと見るとけっこう綺麗めな状態ですが、6弦側サイドに大きなクラックの修理跡、バックには6弦側エンド近くに2本のクラック跡が有り、そのせいかもしれませんが、全体がオーバーラッカーされており、ネックの首の6弦側には、オーバーラッカーの塗装垂れが有ります。
その他、ネックの状態等には問題無く、演奏性も良好となっており、出物も少ないレアなモデルですので、気になる方は是非ご検討ください!