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Gibson HUMMINGBIRD (1963)
¥1,650,000. (税抜¥1,500,000.)
- CONDITION:
- EX
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Mahogany
- FINGER BOARD:
- Rosewood
- BRIDGE:
- Ebony
- NUT WIDTH:
- 43mm
- BRACING:
- Original X-Bracing
- PICKGUARD:
- Original
- SCALE:
- 641mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- Original KLUSON
- CASE:
- Non Original Hard Case
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程良く使い込まれ、フェードしたチェリーサンバーストから精悍な表情となった1963年製のハミングバード!
ハミングバード登場時の鮮やかなチェリーサンバーストから、サンバーストの質感が変わって赤味がフェードする時期に変わった直後の個体で、細かな弾き傷や打コン、塗装が痩せてウェザーチェックが入ったヴィンテージらしいルックスとなっており、チェリーサンバーストの赤味がかなりフェードしたこの時期らしい精悍な表情を持ったハミングバードです。
杢目の詰まったスプルーストップはブリッジ周りが明るい黄色で外周はフェードした渋いチェリーサンバーストですが、見る角度や光の当たり具合によってはナチュラルトップのようにも見えますし、全体が薄いオレンジ色っぽくも見えたりと、この時期は様々な表情が楽しめるルックスです。
ハミングバードを象徴する大柄で厚めなピックガードも模様が綺麗に残っており、トップ外周のセルのパーフリングが白黒7プライのハミングバードらしい豪華仕様となっており、併せて存在感が強く、とても雰囲気抜群のルックスです!
サイドやバック、ネック裏のチェリーカラーも、フェードして微かに赤味が残った色合いは、見方によってはマホガニーブラウンのようにも見え、塗装の痩せや焼け具合、そこにウェザーチェックが走って、こちらも渋い雰囲気です。
ナット幅が43mmのネックには密度の高い美しいホンジュラスマホガニーが使われており、60年代初期の平たいネックグリップよりもやや厚みを増した、ストロークでもフィンガーでも握り易いグリップとなっております。
ザーオブパールのGIBSONロゴとクラウンインレイ、単体のゴールドクルーソンチューナーなど、高級機種らしいヘッドのデザイン、赤黒い上質なローズウッド指板にはホワイトパールのダブルパラレログラムインレイもよく映え、上品で質感の高い仕様になっております。
やはり、この時期のハミングバードはボディ鳴りが素晴らしく、トレブリーで音抜けの良いクリアーなサウンドですが60年代中期~後期のハミングバードとはかなり異なり、倍音感が深く厚みの有るトーンを持っております。
キリッと抜けが良く倍音たっぷりのサウンドは、コードストロークもじつに爽快で明るくブライト、バランス感も抜群でコードストロークでもフィンガーでも、弾いていて楽しいギターです!
キズや塗装の痩せ、焼け等は年代相応にありますが、ネックの状態等は調整されておりますので、現在では演奏上のコンディションは良好です。
木部の状態等は、トップの1弦側指板脇にクラック修理跡、ボディトップ1弦側端にもクラック修理跡があります。
ブリッジはこの年式特有のプラスティックのタイプから、エボニーのブリッジに交換されており、ネックヒール部分にストラップピンも付けられております。
また、かなり古い時期にピックアップを取り付けていたようで、現在は外されておりますがサイドにジャックホールの穴埋め跡が有り、その後にエンドピンジャックでピエゾピックアップを取り付けた跡も有りますが、こちらも現在は取り外されており、太めなエンドピンに交換されております。
年式を経たヴィンテージらしいルックス、サウンドもボディ鳴りも良く、これぞ60年代ギブソンと言える魅力的な響きの個体で、ルックス、サウンドともに渋く雰囲気抜群のハミングバードです!