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Martin 000-28 (1949)
¥2,640,000. (税抜¥2,400,000.)
- CONDITION:
- EX++
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Brazilian Rosewood
- FINGER BOARD:
- Ebony
- BRIDGE:
- Ebony
- NUT WIDTH:
- 42.5mm
- BRACING:
- Original Non-Scalloped X-Bracing
- PICKGUARD:
- Non-Original
- SCALE:
- 635mm
- BINDING:
- Ivoroid
- TUNER:
- KLUSON
- CASE:
- Hard Case
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1949年製の000-28が入荷しました!
Martin 28スタイルの特徴的なヘリンボーントリムが、白黒のバインディングに切り替わった頃の40年代後半、だんだんと近年のスタイルに近付いた時期ではありますが、この後の年式と比べると、往年のサウンドを彷彿とさせる枯れた感触を持ちつつ、太さとや艶感を併せ持った、ヴィンテージならではの魅惑的な響きを奏でます。
また、この戦後時期辺りからドレッドノートに比べると000の生産本数は少なくなり、この1949年ですとD-28が427本生産されたのに対し000-28は122本と少なく、近年では出物も少なくなっております。
本機も、そのように貴重な1949年製の000-28で、細かなパーツ交換や調整等は施されておりますが、それだけに演奏性は良好で、ヴィンテージらしいトーンも持った逸品です!
トップのスプルースは経年で痩せた塗装が渋く焼けたルックス。
細かく整然と整った木目に、この薄く木肌に馴染んだラッカー塗装と併せ、味わい深い表情をしております。
ピックガードやエボニーのベリーブリッジは作り直され交換されておりますが、それぞれにヴィンテージの質感を尊重した作りとなっており、ベッコウ柄のピックガードの色味や、ベリーブリッジの形状は勿論、アール部の丸め方などもヴィンテージらしい出来栄えで、この渋いトップにうまくマッチしております。
サイドバックは程良く暴れながらも通りの良い柾目のハカランダ。
サラッと美しい木目に黒い特徴的な模様が所々に走り、とても良質なハカランダ材が使われています。
シンプルな白黒白のバインディングとも併せ、ルックスも落ち着いた渋い風合いです。
スマートな形状のヘッドにも杢目の美しいハカランダのヘッドプレート。
オールドのMARTINロゴも焼けて色褪せた感じが渋く、ペグは一度外した跡は若干ありますが、シングルラインでウォームシャフトの横に穴が無く、カバーケースの下面に「AT. APPLD.」の刻印が有るこの時期のクルーソンで丸ツマミのタイプが搭載されており、質感や収まった感じにも違和感は無い状態です。
漆黒のエボニー指板にはこの時期の28スタイルらしくシンプルなパールドットの指板インレイが収まり、密度の高い美しいマホガニーネックは復活したTバーロッドの仕様で、ナット幅42.5mmのネックグリップは手に馴染む、握り易いグリップ感を持っております。
このネックの裏の塗装は、恐らく以前にキズ修正でダイヤモンドボリュートからヒール部までリフィニッシュされており、処理から少し時間が経ってローフレットの裏辺りに傷跡が確認できます。
また、当店入荷時にネックのリセットやリフレット、ナットやサドルの交換を施し、ネック周りの演奏面はフルで調整済みですので、ネックの反りやフレットの状態、弦高やサドルの出幅なども余裕が有り、全ポジションスムーズな演奏性を確保しております。
その他、細かな所ではブリッジピンやエンドピンも交換されておりますが、木部のクラック等は無く、ヘッド部やボディーの塗装はオリジナルが残っておりますので、細かなパーツの交換や修理、調整は有りますが、ヴィンテージらしい風合いはシッカリと残り、トーンも素晴らしいサウンドを奏でます!
戦後すぐのヘリンボーン期の雰囲気を感じる、丸くふっくらとした太いトーンで、力強く鳴っており、音の厚みがありつつも枯れ具合もほど良く、さすがヴィンテージという感動のサウンドです。
古いマーチンらしくストレートに前に飛び出す感覚は流石で、この音色の素晴らしさを、ぜひ体感していただきたい一本です!
顔もよく、サウンドも一押し!!この機会にぜひお試しください!!!