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Gibson J-50 (1960)

¥1,397,000. (税抜¥1,270,000.)

CONDITION:
EX+++
TOP:
Spruce
SIDE   BACK:
Mahogany
FINGER BOARD:
Rosewood
BRIDGE:
Rosewood
NUT WIDTH:
43mm
BRACING:
Non Scalloped X-Bracing
PICKGUARD:
Original Tortoise
SCALE:
628mm
BINDING:
White
TUNER:
Original KLUSON
CASE:
Non Original Hard Case
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BLUE-G
ブルージーコーポレーション
03-6273-7585
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製造年は1960年ですが、1959年の仕様を持ったJ-50!

GibsonのJ-45やJ-50は、59年から60年になるとヘッド裏にシリアルが打刻され、ネックグリップが薄くなったりと、細かな仕様変更が有るのですが、今回入荷の1960年製はヘッド裏のシリアル刻印が無く、50年代のようにボディ内のネックブロックにFONのインクスタンプが押されたており、頭がRから始まっておりますので1960年製と判定しておりますが、細部を見ていくと59年のスタイルに近い過渡期の仕様の個体です。

これがJ-45ですと、カラーがチェリーサンバーストの変わりますので判り易いのですが、J-50では変わらずナチュラルカラーですので、パッと見は判り辛く、それでもブリッジがアジャスタブルではなくノーマルブリッジなので、「あれっ?」と思うかもしれません。
そこで気になって手に取ると、ネックグリップの違いに驚くと思います。
基本的に60年のネックグリップは、俗にフラット&ワイドなどと呼ばれる平べったいグリップですが、本機のネックグリップは50年代のガッチリとしたグリップがやや優しくなった59年のネックグリップと同様な握りとなっており、サウンドホールのワンリングと指板エンドの位置関係も、ここは同年式でも個体差がありますが、本機は59年頃によく見られるリングの上端が指板エンドに隠れないぐらいとなっており、細かな所で1959に近い仕様を持った個体でありました。

とは言え、基本はこの時期のJ-50ですので、綺麗な木目のスプルーストップには経年で色焼けたナチュラルカラー、その痩せたフィニッシュにはこの年式らしい細かなウェザーチェックがビッチリと入り、薄いベッコウ柄のピックガードがトップに馴染んでおり、ローズウッドブリッジには黒ではなく白いブリッジピンで、エンドピンも白いパーツというあたりは60年っぽいパーツです。

サイド&バックのマホガニーのカラーも、60年代後期のような濃い色味では無く、薄く明るい色合いのマホガニーブラウンで、アンティークなクリーム色のバインディングが良くマッチしております。

黒いヘッドにはゴールドのGibsonロゴ、塗装のウェザーチェックが入った貫禄のルックスで、この時期らしくチューナーはKlusonで一列刻印の三連、丸くて白いツマミがヴィンテージのギブソンらしいルックスで、ローズウッドの指板にはシンプルなパールドットのポジションマークが映えます。

サウンドは、やはりネックが太めな為か、野太く深い胴鳴りが気持ち良いトーンです!
力強く、前に抜けるストレートな鳴り方で、この太く存在感のある感触は、やはり50年代の鳴り方に近い感じかと思います。
それでいてマホガニーらしい軽快さと高音域のナチュラルな響きが印象的で、倍音感やリバーブ感もとても豊かです。
ストロークでガシガシと弾くと心地良いサウンドですが、フィンガーピックキングでも食い付き良く音量豊かに鳴ってくれます。

状態等は、ピックガード内側の指板脇にクラック修理跡が有り、裏から補強のパッチを当てて補修されておりますが、その他は大きな割れ等は無く、ブリッジサドルの交換はありますが、その他のオリジナルが残っておりますので、年式を考えると状態良く残った個体です。

全体にオリジナル度も高く、50年代の仕様やサウンドを持った個体と考えるとお買い得です!
コンディション&サウンド共におすすめの一本です!