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Recording King Model D (1939)
¥143,000. (税抜¥130,000.)
- CONDITION:
- EX++
- TOP:
- Maple
- SIDE BACK:
- Maple
- FINGER BOARD:
- Rosewood
- BRIDGE:
- Original
- NUT WIDTH:
- 57mm
- BRACING:
- ー
- PICKGUARD:
- ー
- SCALE:
- 571mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- Original KLUSON
- CASE:
- Original Hard Case

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戦前のGibson製のラップスティールギター「Recording King Model-D」!
ギブソン社は他のブランドのOEM生産をおこなっていたのは有名な話で、特に戦前ではけっこう様々なブランドでギブソン 製造の楽器が存在しており、「Kalamazoo」などは結構有名ですが、今回入荷の「Recording King」もご存知の方は多いかもしれません。
この「Recording King」は、30年代からMontgomery Ward(モンゴメリー・ワード)社のハウスブランドとしてスタートし、リーガルやグレッチなどでもOEM生産していた時期もあるようですが、38年頃よりはギブソンのみでの生産となります。
今回入荷の「Model-D」は、「Recording King」のブランド名で1939年にGibson社で生産されたラップスティールギターです。
この時代の楽器は、製造年の特定が難しい場合も多いのですが、本機はヘッド背面に刻印されたシリアルの頭の3文字「EWE」が1939年製であることを示しています(Eは1939年、WはMontgomery Wards社を表し、EはElectricを意味します)。
現代ではあまり馴染みの無いラップスティールギターですが、ハワイアンミュージックが流行っていたこの時代では、各社から様々なスティールギターが登場しており、更にこの時代は楽器のエレクトリック化の黎明時期でもありますので、リッケンバッカーのフライング・パンのように、エレクトリックギター登場の息吹を感じさせるモデルも多いように感じます。
この「Recording King Model-D」も、ピックアップにはチャーリー・クリスチャンのタイプのピックアップが搭載されており、このモデルの初期の38年頃まではポールピースが一本のバータイプの「らしい」仕様でしたが、この39年では1〜3弦と4〜6弦の2セクションに分かれたタイプとなり、コントロールプレートも大きなタイプとなっており、ピックアップの両サイドには八角形のノブでヴォリュームとトーンのコントロールが搭載されております。
洋梨のような形状のボディはメイプル材で製作されており、サイズから想像するよりもズッシリとした重みが有り、バインディングの無いローズウッドの指板にはシンプルにパールドットのポジションマーク、ラップスティールギターですのでフレットは無く、ガイドとなるラインが引かれているのみです。
ボディとトップには白色がアンティークに色焼けしたバインディングが巻かれ、シースルーのブラウンカラーの色合いと上手くマッチしております。
特徴的なヘッドシェイプには「Recording King」のブランドロゴ、その上にはブランドを象徴する王冠のマークが入っており、ペグはアンティークな3連でオープンギアのクルーソンペグ、黒く丸いツマミは交換されております。
スティールギターといえば、一般的にはハワイアンのチューニングや弾き方などで演奏しますが、あまり気にせずスライドギターの感覚で弾いても面白いかもしれません。
特にこの時期のラップスティールでは、エレキギター黎明期に登場する名機と近いニュアンスを持つピックアップが搭載されておりますので、真空管アンプなどで軽くドライブさせたサウンドは最高です!
アンプを通したサウンドも、ややノイジーで無骨ながらも、ヴィンテージならではの野太いトーンを持ち、レトロなサウンドが好きな方には楽しめるサウンドかと思います!
全体的なコンディションは戦前の楽器らしく塗装面のウェザーチェックや塗装の痩せ、指板のローズウッドにはクラックが入ったり、その他も細かな傷なども多いのですが、ラップスティール自体がシンプルな構造ですので演奏上問題となる不具合はなく、付属のケースも痛みや補修は多いのですがオリジナルケースが付いておりますので、アンティークな雰囲気やトーンを堪能できる、おすすめの楽器です!
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