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Pre-War Guitars Co. Model HD Shade Top Disteress Level 1 (2023)

SOLDOUT

CONDITION:
EXF
TOP:
Torrefied Adirondack spruce
SIDE   BACK:
Brazilian Rosewood
FINGER BOARD:
Gabon Ebony
BRIDGE:
Gabon Ebony
NUT WIDTH:
42.8mm
BRACING:
Scalloped X-Bracing(Forward Shifted)
PICKGUARD:
Tortoise
SCALE:
645mm
BINDING:
Ivoroid
TUNER:
Waverly 4076 Relic
CASE:
Original Hard Case
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近年注目度の高まる「Pre-War Guitars Co.」で、レアなシェイドトップに細ネック仕様を持つカスタムモデルのHD!

アメリカのノースカロライナ州で製作されているプリウォーギターズは、本物のヴィンテージギターに引けを取らない貫禄あるルックスとサウンドで、ヴィンテージマニアからも大絶賛されているブランドです。
今回入荷は、Model HDでサイド&バックにブラジリアンローズウッドを用いた、プリウォーギターズでもダントツ人気のモデルを基に、トップのカラーをシェイドトップにとし、ネックグリップをナット幅が通常の1 3/4インチから1 11/16インチとしたカスタムスペックの2023年製中古品です。
本機は元々、モリー・タトル所有のプリウォーギターと同様のスペックを指定し、カスタムオーダーで製作されたギターで、シェイドトップは本人と同様の色味とし、ネックグリップもレギュラーモデルよりもやや細めのグリップとしており、唯一ブリッジサドルだけは、本人が近年のMartinのようなスロットインのブリッジサドルなのに対し、本機はレギュラー仕様のロングサドルとなっております。
Disteress Level は一番軽度な「1」で、新品時より微妙にエイジド加工されたモデルの近年製造中古品ですので、傷の状態は気にならない中古品かと思われます。

トップのサウンドボードとブレーシングは、トリファイド加工のアディロンダックスプルース。
カラーは「Gibsonのサンバースト」とは違う「Martinのシェイドトップ」らしいバースト感で、特にサウンドホールから上のグラディエーションの吹き方が違い、本機は古い時期のシェイドトップのような渋い色味を上手く再現しております。
中央の黄色味から透けて見える木目も、近年のアディロンダック としては緻密で整った流れを持ち、さらにヴィンテージのサウンドに近づける為、熱処理を施したトリファイド加工が施されており、ヴィンテージ風のサウンドクウォリティをも狙った仕様になっております。

この渋いトップの表情は、細部のスペックまで拘った仕様からでもあり、トップ外周のヘリンボーンは、寄木のパターンが大き過ぎず細か過ぎず、その中間の絶妙のサイズで、戦前期のようなリアルなヴィンテージの雰囲気を良く再現しています。
オリジナル製作のピックガードも雰囲気抜群で、マーブルな模様と落ち着いたブラウンの色合いがリアルで、このべっ甲ピックガードがシェイドトップの風合いと絶妙にマッチしております。

サイド&バックにはブラジリアンローズウッド。
黒々とした木目とクリーミーなブラウンの色味が畝り合わさる魅惑的な表情を持ち、全体的に色味が濃く、重厚な印象を与える落ち着いた風合いのハカランダで、センターのジグザグ模様もヴィンテージ ライクな、トップと同様に渋い風合いとなっております。

ネックにもヴィンテージライクな良質なホンジュラスマホガニー。
通常、プリウォーギターのレギュラー仕様では30年代のようなナット幅が44.5mmのヴィンテージスタイルのネックグリップとなっておりますが、本機はそれよりもやや細く、ナット幅が42.8mmですので、40年代初頭のソフトVシェイプような、非常に握り易いグリップ感となっております。

ヘッド形状も、30年代を思わせる角ばったスマートなシェイプで、ここにも色味の濃密なブラジリアンローズウッドのヘッドプレート、そこにウェバリーのオープンバックでバタービーンつまみのチューナーが装備され、このレリック仕様のレトロなペグが、とても自然にマッチしており、良質なガボン産のエボニーを用いた黒々とした指板には、スプリットダイヤモンドのインレイが収まります。

細かな点ではありますが、ネックジョイントは伝統的なダブテイルジョイントで接着にはニカワが使われ、塗装は極薄のニトロセルロースラッカーと、製作工程もヴィンテージスタイルに拘った仕様です。
薄い塗装が木に馴染んだ風合いで、ややマッドな仕上げなので新品を持っている感じがせず、握り易いヴィンテージMARTINスタイルのネックも、サラサラと手に馴染んで良い感じです。
細部のディテールもリアルで、細いネックヒールやボディ内のサイドの割れどめの茶色いリボン、フォアードのXスキャロップブレーシングのXの位置にニカワが染み込んだ布など、ヴィンテージギター好きには嬉しい、非常にマニアックな仕様です。

この渋いルックスにふさわしく、出てくるサウンドも素晴らしいトーンで、ヴィンテージのようなスムーズな反応が有ります!
更に枯れた質感も特徴的で、現在では一番ヴィンテージギターに迫った音を出しているブランドかとも思います。
ウッディで、太い出音に加え、戦前のオールドに感じる、木材が引き締まった質感、すっきりと乾いた澄んだ響きを、新品で出している、驚きのクオリティは、ヴィンテージ好きにも、ルシアーギター好きにもオススメです。

本機のMODEL-HDでハカランダのサイドバックモデルは、プリウォー時期の枯れた太い出音に、ガラスのような澄んだ響きが加わったサウンドを持ち、ハイポジションの伸びやかなサスティーン、低音の重厚な響き、そして中高域の暖かくどっしりと深い感じを併せ持ち、プレーン弦でも前に出るような力強さといい、まさに黄金時代のオリジナルD-28の質感を持ったトーンです。

(エイジド加工について)
エイジド加工のレベルは1,2,3,4とあり、数が増えるほど、ダメージの段階がヘビーになっていきます。
ダメージ加工は、PRE-WAR GUITARSの作り出す、枯れたヴィンテージサウンドにとって重要な要素です。
ベースとなるレベル1から、極薄のフィニッシュに、自然なウェザーッチェッキングを施すことで、
塗装表面の張力を緩和して、より奔放で、開放的な自然な反応、ウッディで枯れたサウンドを得ることができます。
プリウォーギターを弾いていただくと、楽器が自由に呼吸することを感じられると思います。

この個体はDisteress Level 1の個体で、使用感が微妙に有るかどうか程度で、特に本機のような2023年製ですと、新品時からの傷なのか、中古としての傷なのか分からず、けっこう美味しい中古品ではないかと思います。
特にこのモデルは出物も少ないカスタム仕様ですので、気になる方はお早めに!


「Pre-War Guitars Co.」でMARTINスタイルでは、ヘリンボーンのD-28スタイルのMODEL-HDの他に、マホガニーサイドバックのMODEL-D、ワイドネックの戦前スタイルの000モデルや、ロングスケールのOMを再現した、MODEL-000/OM。
GIBSONのJ-35スタイルのMODEL-Jなどもあり、オーダーも可能です。
カスタムーオーダーに関しましてはお気軽にご相談ください!