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Gibson ES-150 Charlie Christian (1938)
¥2,200,000. (税抜¥2,000,000.)
- CONDITION:
- EX+++
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Maple
- FINGER BOARD:
- Brazilian Rosewood
- BRIDGE:
- Brazilian Rosewood
- NUT WIDTH:
- 44.5mm
- BRACING:
- Original Bracing
- PICKGUARD:
- Non Original
- SCALE:
- 628mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- Original KLUSON
- CASE:
- Non Original Hard Case

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エレキギターの歴史において、重要な存在とも言えるGibson ES-150が入荷!
エレキギターの元祖と言えば、リッケンバッカーのフライングパンなどが有名ですが、やはりラップスティールギターですと馴染みが薄く、「スパニッシュスタイル」と呼ばれる、ギターを抱えて弾くスタイルでは初のエレキギター「ES-150」の方が、なんとなくシックリとするかもしれません。
このES-150は、伝説的なJAZZギタリスト、チャーリー・クリスチャンの使用で有名なモデルで、それまではビックバンドの伴奏楽器であったギターを、チャーリー・クリスチャンがこのES-150でバリバリとソロを弾き、一躍ソロ楽器へと昇華させた事により、このモデルがエレキギター史において重要な位置を占めるようになります。
1936年より登場したES-150は、当時GibsonでラインナップされていたアーチトップのアコースティックギターL-50にピックアップを搭載したモデルとも言われております。
そのL-50も、かなり長い期間ラインナップされておりましたが、年式によってかなり大きな仕様変更を繰り返したモデルで、このES-150が登場する少し以前に、16インチサイズのアーチトップボディでフラットバック、細身のFホールという仕様となり、まさにこのスタイルにピックアップを搭載するとES-150のスタイルとなります。
フロントに搭載されたピックアップは、特徴的な六角形のピックアップボビンに細いブレード状のポールピース、そしてピックアップのブリッジ寄りに3点のネジでトップに固定された独特なマウントスタイルが特徴で、俗に「チャーリー・クリスチャン・ピックアップ」と呼ばれており、この後もピックアップの種類やマウント位置、ボディサイズなどの仕様変更を繰り返しながら、長い年月ラインナップされておりましたが、やはり登場から数年間の、この「チャーリー・クリスチャン・ピックアップ」が搭載された時期のスタイルは特別に人気が有り、歴史的価値も高いモデルとなります。
このピックアップの六角形のボビンは、通常は白い縁取りですが、本機では白黒白の3Pとなっており、稀にES-150やレアな上位機種のES-250でこのスタイルのボビンを見掛けますが、本機の電装系はハンダが外された跡が有りますのでオリジナルの真偽は不明です。
その他、Volポットはハンダの付け外しの跡でデイトが読めず年式不明、Toneポットは後年のCTSに交換、コンデンサーは古い時期のオイルコンデンサーが残っており、レアな矢印の入ったベークライト製アローノブはオリジナルが残っております。
ウッドマテリアルは、単板スプルースのアーチトップ、サイド&バックはメイプルでフラットバックという30年代のGibsonらしいスタイル、サンバーストの色味も30年代初頭よりもセンターの明るい部分が広くなった30年代後期らしいバースト感を持っており、トップ&バック共にシンプルなシングルバインディングが素朴な印象です。
バインディングの入ったベッコウ柄のピックガードは交換されており、一応オリジナルも付属されておりますが、崩壊して使用は難しい状況です。
木製のブリッジは交換されておりますが、レイズドダイヤモンドのテールピースはボディエンドにアウトプットジャックを搭載する、この時期独特の特殊なスタイルでオリジナルが残っております。
ヘッドの形状もサイドのラインが真っ直ぐな戦前の形状で、厚みはテーパーが強く、ヘッドトップに向かうほど薄くなっており、ヘッドトップにはスラントせず華奢な字体のスクリプトロゴ、オープンギアのレトロなKlusonチューナー、現代にも通じる釣鐘型のトラスロッドカバーなど、シンプルながらも趣き深いルックスです。
白いバインディングのローズウッド指板にマホガニーのネック、ナット幅は約44.5mmの幅広なVシェイプネック、ネック裏にちゃんとピークを感じられるシッカリとしたVシェイプが、30年代らしいガッチリとしたグリップ感です。
このヘッドの低音弦側の耳の内側にクラックの修理跡が有り、恐らくタッチアップと合わせて周辺を軽くオーバーラッカーが吹かれており、パッと見はアンティークな雰囲気が残っておりますが、この周辺のウェザーチェックの入り方の違いから確認できます。
現在は、やはりアンプにプラグインしてのサウンドを想定し、フラットワウンドのJAZZ弦を張ってセットアップしております。
小柄な真空管アンプで鳴らすと極上のトーンを響かせるギターで、深く落ちつきのあるマイルドなト-ンでありながらも音に輪郭が有り、ソロフレーズでも太く艶やかに、そして明瞭なサウンドで、一つ一つの音の存在感の強さは流石です!
この極上なトーンを堪能できるギターで、多少の修理跡やパーツの交換、ケースもオリジナルが欠品してノンオリジナル のハードケースとなっておりますが、比較的に状態良く残っている個体です。
ヘッドバックのFONナンバーの刻印は、塗装のウェザーチェックが激しく不明瞭で判別が難しいのですが、各部の仕様と合わせて1938年製と判定しており、このピックアップが搭載されフラットバックの時期は人気も高い仕様ですので、気になる方は是非ご検討ください!
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