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Gibson LG-1 (1955)
- CONDITION:
- EX
- TOP:
- Spruce
- SIDE BACK:
- Mahogany
- FINGER BOARD:
- Rosewood
- BRIDGE:
- Rosewood
- NUT WIDTH:
- 42.8mm
- BRACING:
- Ladder-Bracing
- PICKGUARD:
- Original
- SCALE:
- 630mm
- BINDING:
- White
- TUNER:
- Original
- CASE:
- Chip Board Case

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コンパクトなサイズ感で可愛らしいヴィンテージ、1955年製のLG-1です。
Gibsonアコースティックの中では小柄で手頃なステューデントモデルLG-1は、シンプルな仕様を持つ手頃なモデルではありますが、そのコンパクトなサイズ感とラダーブレーシングからの独特なトーンを持ち、マニアックなファンも多い機種です。
40年代の登場時から60年代まで、長くラインナップされてきたモデルですので、細々とした仕様変更を繰り返しておりましたが、50年代前期までのスモールガード期は、よりヴィンテージの風合いが強く人気の高い時期です。
今回入荷のLG-1は1955年製で、この年式では50年代後期のラージガードが一般的ですが、本機はスモールガードでフレット数が19フレットという前期の仕様を持った最後の個体です。
この時期のサンバーストのカラーは、落ち着いて渋い40年代のバースト具合から、50年代に入ると中間にやや赤みを残した俗にトライバーストとも呼ばれるヴィンテージサンバーストとなり、50年代も後期になると周りの濃い色味が細くなった明るい表情の個体も多くなりますので、この50年代半ばのグラデーションのバランスが良いサンバーストは、なかなか良い雰囲気です。
基本的には安価なスチューデントモデルの位置付けであるLG-1ですが、それでもトップのスプルース材にはシルキーな木目で良い風合いの材がセレクトされており、黒白黒の3プライのワンリングのロゼッタや白いシンプルなボディバインディング、アンティークな雰囲気を残すベッコウ柄のスモールガードにレクタングラーの華奢なローズウッドのブリッジなど、入門機種らしい飾らないシンプルな佇まいがこの機種らしいルックスです。
サイドやバック、ネックには目の詰まりが良く色味の濃いマホガニー材が使われており、こちらも手頃なステューデントモデルでも良質なウッドマテリアルが用いられており、この良い雰囲気のマホガニー材が透けて見える背面のブラウンカラーと、アンティークに色焼けしたシンプルなバインディングがマッチした様は、素朴で渋い後ろ姿です。
シンプルなブラックのヘッドにはゴールドのシルクスクリーンでGibsonのモダンロゴ、ペグは白く丸いツマミが交換されておりますがオリジナルのクルーソン3連チューナー、指板の色味は濃いのですが手元でよく見るとエキゾティックにうねる木目が美しいローズウッドが使われ、そこにはシンプルなパールドットのインレイ、同じくシンプルなブリッジも赤黒い木肌の材が用いられて良い雰囲気です。
ナット幅42.8mmのネックはエレキのレスポール等と同様なグリップ感で、ややガッチリとしたラウンドシェイプのネックグリップは、エレキではやや太め等とも言われますが、アコギ弾きには程よい太さで、ストロークでもフィンガーでも握り込み易いネックシェイプです。
この程良く握り易いネックと小柄なボディサイズから、気軽に扱えるアコギとしても人気が高く、サウンドも明るく切れ味が良く、LG-1のラダーブレーシングならではの素朴でクセの強いギブソンらしいトーンが魅力で、軽快なストロークでの響きなどからも歌のバッキングや、弾き語りにおすすめのギターです。
経年で痩せていながらも艶感の残るオリジナルフィニッシュで、50年代らしく細かなウェザーチェックが入る様はヴィンテージ らしい渋味が有り、非常に良い雰囲気です。
傷等の状態は、ボディトップのエンド近くには目立つ傷が有り、細かな弾き傷や打コン、ボディバックにはバックル傷が入り、ネック裏にもカポ跡と思われる傷もありますが、概ね年式を考えると良い状態です。
木部の修理箇所は、ローズウッドブリッジの上面が若干削られており、ピックガードの内側にはクラック修理跡が有り、サウンドホール淵の裏側には小さな割れ止めが施されております。
ボディ内の見辛い箇所ですが、ブレーシングのトップ側1番目とバックの3番目は補修され、ボディ内のブリッジプレートにも補修跡が有ります。
ネック周りは入荷時にセットアップしており、リフレットとナットやサドルの交換など、消耗パーツの交換はありますが、演奏性は良好で、ギブソンならではのトーンを最大限に楽しめるギターです!
付属のケースはこの年代らしくチップボードのアリゲーターケースで、こちらもヴィンテージらしい雰囲気も有ります。
やはりこの年代のLG-1は、比較的にお手頃にギブソンのヴィンテージ感を楽しめるギターですので、気になる方は、是非お試しください!
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