Echizen Guitars R-1 custom (2021)
- CONDITION：
- NEW
- TOP：
- Bear Claw Moon European Spruce
- SIDE BACK：
- Premium Brazilian Rosewood
- FINGER BOARD：
- Ebony
- BRIDGE：
- Brazilian Rosewood
- NUT WIDTH：
- 44.5
- BRACING：
- Original X-Bracing
- PICKGUARD：
- Clear
- SCALE：
- 648
- BINDING：
- Ebony
- TUNER：
- Scheller
- CASE：
- Bam carbon black
- OTHER：
- Side Sound Port
- OTHER：
- Armrest Bevel
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Echizen Guitars R-1 custom お客樣のオーダー品として、製作されたカスタムモデルです。
サイドサウンドポート、フラッシュカッタウェイとアームレスト仕様のR-1モデル。工房で選定した、ムーンスプルースのトップ材、サイドバックのブラジリアンローズウッドに、古材のホンジュラスマホガニーネックと、素晴らしい組み合わせで、とても美しい作品が完成しました。
トップ材には、ベアクロームーンヨーロピアンスプルース。色白のとても綺麗な材で、サウンドホールから放射状に、細かくべアクローのフィギャードが上品に輝きます。
印象的なロゼッタは バールウッドのリングを中心に、ブラックマザーオブパールのインレイです。トップのパーフリングにもブラックマザーオブパールのボダーインレイが施されています。アームレストが黒く縁取り、R-1モデルとしては、小顔な印象になり、白いトップ材、上品なインレイと、エボニーの黒いバインディングの組み合わせで、素晴らしい顔になりました。
サイドバックは、赤黒く、魅惑的な杢目のブラジリアンローズウッドが使われています。バックのセンター付近は赤褐色、黒いゾーンを経て、外周側も赤褐色のコントラスト。黒い部位は、昼の光線の中では、肉眼でグリーンの輝きを感じる、古材のブラジリアンローズウッドです。サイドも赤褐色の美しい材で、ショルダー部や、エンドボトムも素晴らしい質感です。とくに、光沢があるフレンチポリッシュの艶感が手伝って、ブラジリアンローズウッドの杢目が色鮮やかです!!
ネックには、日本に輸入されてから40年経過している、古材のホンジュラスマホガニーが使われています。密度の濃い美しいマホガニーのネックで、やや肉厚なシェイプの持つ質量感から、非常にファットな音、ネックの良さを感じます。
ヘッドプレートは、表裏共にダークなブラジリアンローズウッドを使い、エボニーのように黒く、とても締まったルックスになりました。ヘッドプレートは、カスタムインレイ仕様です!!OGAWA INLAY CRAFTに特注した、小川貴之さんのハンドカットの優しい線のインレイは、とても味わい深く、越前さんのプレゼンテーション仕様で製作した、1本目のインレイを元に、素晴らしい雰囲気になりました!ブリッジのインレイも上品で、豪華な仕様を洗練されたデザインに演出することができました。
チューナーもドイツ製のシェラーを初めて採用しました。ブッシュのない構造も、ヘッドにスッキリと収まり、ヘッド裏のブラスプレートの美しさ、
ブラックマザーオブパールのペグボタンの深い輝きと、とても存在感があります。精度も高く、ギアを回す感覚も安定感があり、とても満足度の高いチューナーです。
エボニー指板の、指板脇のポジションマークは、マザーオブパールのスモールドットで、演奏者の視線から、とても明るく、鋭く輝き、視認性が高いです。
材の選択、インレイなどスペックの細部に至るまで、妥協なく豪華な仕様を盛り込み、見どころが多く、美しいカスタムギターが完成しました!! ナット幅44.5mm。
色白のベアクロームーンヨーロピアンスプルースと、赤黒い鮮やかな古材のブラジリアンローズウッドの組み合わせで、締りのあるクリスタルな響きなのですが、あたたかく粒立ちのやさしく広がる、とてもウッディなサウンドです。ネックもスーンと響く、自然な反応で、オープンなとてもやわらかい反応です。
ベアクロー材らしい、密度の高いトップの繊維を感じさせてくれる、非常に弾力性のある瞬発力と、サイドバックの懐の深い、甘く広がる倍音感。高域の澄み切ったリバーブ感の音像が大きく、複雑に沢山の倍音が重なり、粒立ちの良い明るい華やかなトーンが印象的です。サイドポートも手伝って、弾いていて、分厚い倍音に包まれる感じが、とても心地よいです。とても存在感のある太い出音は、前で聴くいていても、ボディやネックが振動して、シンプルに木が鳴っているのだということを感じさせてくれ、弦楽器の楽しさ、生音の魅力を存分に味わえる、すばらしい作品になりました。
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